データコア、100 GHz級サーバーのSPC-1上位10社の中で 最速の応答時間と最高の価格性能比を達成
パラレルI/O技術により、エンタープライズ級のデータベース作業負荷を同時に実行しながら100マイクロ秒の応答時間で1.5M超のSPC-1 IOPS ™をもたらし、SPC-1 IOPS™当たり9セントのSPC-1 Price-Performance™(価格性能比)を達成
米国フロリダ州フォートローダーデール、2016年3月29日 – パラレルパワードソフトウェア、アプリケーション適応型データインフラストラクチャ、ハイパーコンバージド仮想SANソリューションの先進企業、データコア・ソフトウェア株式会社は本日、第2回となるSPC-1ベンチマーク結果を発表しました。同社はSPCのパフォーマンスが高い上位10社うち第3位に躍進すると同時に、これら10社の中でも価格性能比と応答時間で最上位にランクインしました。データコアは再びこの分野で優位に立ち、SPC-1 Price-Performance™(価格性能比)カテゴリーの上位2社に入りました[1]。ハイパーコンバージド構成の心臓部であるデータコアのパラレルサーバーソフトウェアは、1,510,090.52 SPC-1 IOPS™を達成しました[2]。特に、このカテゴリーの第1位と第2位のシステム[3] は非常に大型の何百万ドル規模のシステムであり、データコアベースのコンパクトな4Uサイズのソリューションと比べて14倍高価であることも注目に値します。
データコア社会長であるジーヤ・アラルのコメントです。「これは魔法でもなんでもありません。確かに標準の2Uサーバーを使用していますが、これは36のコアと72の論理CPUを備えたサーバーなのです。これらのCPUを同時に使用するとして、2.5 GHzのクロックスピードを乗算すると180 GHzになります。CPUのスケールアウトが完璧に行われない場合でも、当社には「過剰なほどの」演算力があります。60%しかスケールアウトしなかった場合でも(実際にはそれよりも大幅に良い数値ですが)、実質的に100 GHzを超えるCPU処理能力を達成できます。正直に申しまして、100 GHzのCPUでこの程度のI/O数値を出せなかったら失望していたと思います。」
データコアのパラレルI/Oの処理能力を示す初回結果は、2015年後半に公開されました。以前のパフォーマンスを3倍に高まる成果を示した新しい結果は、前回と同じサーバープラットフォームハードウェア上で得られたものであり、同社の新しいソフトウェアとパラレルI/Oのアーキテクチャから得られる潜在能力と早いペースの進化を実証しています。もちろん、それだけではありません。
記録的パフォーマンス
要求の厳しいデータベース環境におけるシステムのI/O処理能力を示すため、データコアはStorage Performance CouncilのSPC-1ベンチマークを選択しました。このベンチマークは主要なストレージ企業がこぞって採用している代表的な基準であり、I/Oパフォーマンス、価格性能比、応答時間の最大値を測定します。データコアでは、このベンチマークに市販のIntelベースのLenovo System x3650 M5サーバーを使用しました。
その結果1,510,090.52 SPC-1 IOPS™を達成し、ハードウェア、ソフトウェア、および3年間のサポート費用の合計金額は136,758.88ドルでした。ここからSPC-1 IOPS™当たり0.09ドルのSPC-1 Price-Performance™(価格性能比)結果が算出されました。これは100万以上のSPC-1 IOPS™を達成したすべての高性能ハイエンドシステムの8倍以上低い数値です[4]。
データコアのパラレルサーバー構成はSPC-1 IOPS™で3位につけましたが、1位と2位のシステムは200万ドルを超える費用がかかります。データコアが提供する136,759ドルのソリューションよりもSPC-1 IOPS™の数値が高かったのは、2,370,760ドルのHuawei OceanStor 18800V3と、2,003,803ドルのHitachi VSP G1000システムだけでした。これら2つのストレージシステムは外部SAN機能のみを提供しますが、データコアのパラレルサーバーはそれとは異なり、エンタープライズ級の演算用データベースと OLTP作業負荷を同じ1つのコンパクトなパッケージの中で実行しています。
最も特筆すべきことは、データコアの構成がSPC-1応答時間の記録を塗り替えたことです(100%負荷で100マイクロ秒)。これは数百ドル規模のシステムやオールフラッシュアレイを含めたすべてのシステムの7倍以上に達します。専有面積の観点から見ると、システム全体が占める面積は、標準の19インチラックシステムでわずか4U(高さ方向に7インチ、2Uはサーバー、2Uはディスクが占める)です。全く対照的に、100万のSPC-1 IOPS™を達成した他のシステムは、42Uのキャビネットを複数占有し、データセンターのスペース、電力、冷却能力を大量に消費します。
現在、データコアはSPC-1 Price-Performance™(価格性能比)カテゴリーで2つの首位を取得しています[5] (同様のLenovoシステムを使用して、以前のデータコア™ SANsymphony™システムでハイパーコンバージド構成により、SPC-1 IOPS™当たり0.08ドルのSPC-1 Price-Performance™(価格性能比)記録を取得[6])。
ジーヤ・アラルは、なぜそんなことが可能だったのかという問いに続けて次のように回答しています。「基本的に、当社の第1回と第2回のSPC-1結果の間で見られた主な違いはソフトウェアだけでした。実際のところ、ハードウェアのプラットフォーム、マイクロプロセッサー、I/O技術はどれも重要なのですが、この中で最も重要なのがソフトウェアアーキテクチャなのです。データコアは当初からパラレルアーキテクチャの設計を行っていますが、当時「パラレル」という言葉が定義するCPUの数は4個、8個、場合によっては12個でした。今日では72個または144個、時には288個の論理CPUコアを搭載した標準プラットフォームを実行していますが、ムーアの法則が倍速で進んでいる現状から、この数もまもなく倍増するでしょう。」
アラルはこのようにも述べています。「パラレルサーバーは、コンピューターアーキテクチャのその進化を、現在だけでなく将来にわたって利用するように設計されています。このソフトウェアは私たちのこれまでの考え方を覆すことになります。かつて貴重な商品であったものが今では余剰になり、ソフトウェアはそれを活用する必要があるのです。」
テストを実施した製品:ハイパーコンバージドシステムおよびサーバーシステム用データコア™パラレルサーバー
データコアの成果は、フラッシュSSDおよびディスクストレージを混載し、Intel® Xeon® E5-2600 v3シリーズのプロセッサーを備えたコンパクトな2U Lenovo System x3650 M5マルチコアサーバー上に搭載したデータコアパラレルサーバーソフトウェアを使用して認証されました。
データコアのパラレルサーバーは、標準のサーバーをパラレルサーバーに変換するソフトウェア製品であり、極めて高いIOPSと低いレイテンシーが主な要件であるアプリケーションを対象としています。データコアのパラレルI/O技術は、数多くの独立したI/Oストリームを複数のCPUコアにわたって同時に実行するため、サービスとプロセスI/Oのレイテンシーを大幅に低減します。この技術は直列化されたI/Oの制限と、仮想マシン(VM)、仮想デスクトップ(VDI)、そしてサーバーまたはハイパーコンバージドプラットフォーム上で集約可能なアプリケーションの作業負荷の数を制限するボトルネックを排除し、その代わりに、サーバーごとに処理できる作業量を増やし、I/O負荷の高いアプリケーションを大幅に加速させることができます。
現在、データコアのパラレルサーバーソフトウェアはデータコアのOEMパートナーの皆様にご利用いただいており、サーバーおよびシステムベンダーによる評価を実施中です。一般公開は2016年第2四半期を予定しています。
データコアのパラレルI/O技術によるハイパーコンソリデーションと次世代の生産性
データコアのパラレルサーバーの記録的な結果がもたらす実際の意味合いとビジネス上のメリットは、複数の視点から理解することができます。
- サーバーが新たなストレージとなる:これまで、I/O負荷の高い作業では特殊なSANハードウェアやエンタープライズ級の外部アレイに膨大な投資が必要でした。それが比較的安価でコンパクトな市販のハードウェアにデータコアパラレルサーバーソフトウェアを搭載することで対応できるようになります。
- 1つのシンプルなマシンが多数のマシンに取って代わる:特殊な機器への依存度を下げるためにI/O負荷の高い問題を数百のサーバーに分割する必要がなくなります。これらのプログラムは低コストの数台のサーバー内で変更を加えずに実行でき、過度な複雑さ、遅延、経費が伴いません。
- サーバースプロールに対するハイパーコンソリデーション:仮想化イニシアチブが始まって数年経ちますが、複数のサーバー内のシリアルI/O処理がいまだに単独で低密度の仮想マシンに対応しています。複数のCPUコアをI/Oで動作させることで、ユーザーは10台のサーバーの仕事を1~2台のサーバーで行うことができます。
データコアのパラレルサーバーソフトウェアは、業界標準のx86サーバーがその未開発のパラレル演算能力をフル活用し、現在の要求が厳しいTier-1事業用アプリケーション要件を満たすために必要な基本的I/O機能を得ることを可能にします。このようにして、企業は劇的な生産性の向上と、サーバーの大規模な集約による節約というメリットを得ることができます。詳細については、次のサイトをご覧ください。www.datacore.com/products/sansymphony/parallel-io/
データコア・ソフトウェア株式会社について
データコア社は、パラレルI/Oによってパワフルで費用効率の高い今日のサーバ・プラットフォームを制御するソフトウェア・ディファインド・ストレージや適応型のパラレルI/Oソフトウェアを提供する先進企業であり、卓越したパフォーマンス、ハイパーコンソリデーション効率、およびコスト節約を達成するため、IT業界が抱える最大の問題であるI/Oのボトルネックを解決します。データコア社の包括的で柔軟なストレージの仮想化およびハイパーコンバージド仮想SANソリューションを利用すれば、ユーザーは労働集約的なストレージ 管理作業から解放され、お客様はハードウェアありきのアーキテクチャしか提示しないソリューションへの依存から脱却することが可能です。データコアのソフトウェア・ディファインドおよびパラレルI/Oプラットフォームは、データインフラの世界に革命を起こし、次世代ソフトウェア・ディファインド・データセンターの中核的役割を担い、さらなる価値、業界随一のパフォーマンス、可用性、そしてシンプルさを実現していきます。詳細については、https://www.datacore.comをご覧いただくか、(03)6695-7013までお問い合わせください。
Storage Performance Council、SPC-1、SPC-1 IOPS、SPC-1 Price-PerformanceおよびSPC-1 ResultはStorage Performance Councilの登録商標です。
データコア社、DataCoreのロゴ、パラレルサーバーおよびSANsymphonyはデータコア・ソフトウェア株式会社の商標または登録商標です。また、文中で言及される他のデータコア製品やサービス名称、ロゴもデータコア・ソフトウェア株式会社の商標です。加えて、文中で言及されるその他の製品、サービス、会社名称の全てはそれぞれがその所有者に帰属する商標である可能性があります。
連絡先:
データコア・ソフトウェア株式会社
担当:鎧塚・田中
TEL:03-6695-7013 FAX:03-6695-7140
E-mail:DataCore-Japan-Info@datacore.com
[1] https://www.spcresults.org/benchmarks/results/top10/price/spc1/1/#spc1_top10_price
[2] SPC Benchmark 1 Full Disclosure Report DataCore Software Corporation DataCore Parallel Server
(2016年2月26日現在)
[3] https://www.spcresults.org/benchmarks/results/top10/price/spc1/1/#spc1_top10_performance
[4] https://www.spcresults.org/benchmarks/results/top10/price/spc1/1/#spc1_top10_performance
[5] https://www.spcresults.org/benchmarks/results/top10/price/spc1/1/#spc1_top10_price
[6] SPC Benchmark 1 Full Disclosure Report DataCore Software Corporation DataCore SANsymphony-V 10.0
(2015年11月30日現在)
A propos de DataCore
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