同人ショップ経営の「虎の穴」などをグループに持つユメノソラホールディングスが、業務システムをハイパーコンバージド・インフラストラクチャーに移行
同人ショップ経営の「虎の穴」などをグループに持つユメノソラホールディングスが、
業務システムをハイパーコンバージド・インフラストラクチャーに移行
― ビジネスの成長を加速するシステム基盤を構築 ―
データコアの「DataCore Hyperconverged Virtual SAN」を搭載したHCIである、
デジタルテクノロジー社の「D-RAID ADVANCE」を導入
ハイパーコンバージド(超集約型)仮想SAN、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)、適応型パラレルI/Oソフトウェアの先進企業である米DataCore Software Corporationの日本法人、データコア・ソフトウェア株式会社(本社:東京都千代田区、日本代表:小坂素行、以下:データコア)は、同人誌販売トップの株式会社虎の穴を主要グループ企業とするユメノソラホールディングス株式会社(本社所在地:千葉県市川市、代表取締役最高経営責任者(CEO):吉田 博高)が、このほど既存業務システムをハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(以下:HCI)に移行して、TCOの大幅削減および業務効率の向上効果を得たとともに、今後の成長を加速するシステム基盤の構築ができたと同社が評価していることを、発表します。
株式会社虎の穴は1996年の創業以来、インディーズコミック(同人誌)市場でクリエイターの創作活動を支援する事業を推進しています。同人サークルからの創作物の委託販売を中心とするショップ「とらのあな」は全国に23店舗を展開(2017年8月現在)。圧倒的な存在感を示して、日本のサブカルチャー市場を牽引しています。同社をはじめとするグループ企業全体のITシステムの開発・運用は、ユメノソラホールディングスの情報システム管理部門が担っています。
(導入前の課題) グループ全体のビジネスが急成長しているため、事業の拡大や新サービスの提供に合わせて導入するシステムの数は年々増加し、2016年にはサーバーの台数が約200台にも及んでいました。この膨大な数のシステムを運用保守する業務負荷が限界に来ていたことと、事業の急拡大にITシステムの調達・開発が追いつかない状況から、システム基盤の再構築が検討されることになりました。
(要件の設定) 新システムの要件として、運用保守の作業負担を軽減することだけでなく、システムを柔軟に拡張できることが掲げられました。虎の穴が目指す、3年以内に売上高を2.5倍に引き上げる目標実現のためには、新たなサービスやビジネスモデルを次々と打ち出さなければならず、これらの展開を支えるシステムを極めて短期間で導入できる仕組みが必要でした。
(システム基盤の仮想化) 要件を満たすために、新システムは、まず仮想化環境を搭載した単一のシステム上に既存の業務サーバーを順次移行して構築することを決定。個別の物理サーバーで稼働しているアプリケーションを仮想化環境に集約すれば、運用保守すべき物理的なサーバー台数は激減できます。物理サーバーに障害が発生した場合も仮想マシンを別の物理サーバーに瞬時に引き継ぐことができるため、システムの可用性が大きく向上。システムリソースを柔軟に調整できるため、「コミックマーケット」開催期などアクセス急増時に仮想マシンを増やしてシステムのパフォーマンスを維持することも可能です。
(HCIソリューションの導入) ITベンダー4社の提案の中から、デジタルテクノロジー株式会社(DTC)による、同社のソリューション「D-RAID ADVANCE」を用いて、既存のシステムをHCIに置きかえる提案が採用されました。D-RAID ADVANCEは、仮想化ソフトウェアとして「VMware vSphere」、データを管理するSDS(Software-Defined Storage)としてデータコア・ソフトウェアの「DataCore Hyperconverged Virtual SAN」を搭載したHCIソリューションです。
・デジタルテクノロジー社「D-RAID ADVANCE」の特徴(デジタルテクノロジー社提供資料より)
(HCI導入メリット) 仮想化基盤に必要なコンポーネントが全て揃っているため、導入後すぐの利用開始が可能。新しいアプリケーションのためにサーバーが必要になった場合には、仮想化環境の上で新たに仮想マシンを起動するだけ。わずか数分の作業で調達できるようになりました。コンパクトな筐体に仮想マシンを高密度に集約できるため、運用保守が容易になるだけでなく、物理サーバーを格納するラック数も大幅に削減できました。
新HCIシステムは2016年9月から稼働を開始しており、現在の拠点は東京都内と千葉県で計3箇所。既存アプリケーションのHCIへの移行が順次進行しています。
(導入後の効果) 一連の取り組みによって、同社では年間のTCOを大きく削減することに成功し、運用保守に関わる人件費などを含めると、従来のシステムの3分の2になっており、サーバーに直接関係するコストに限ると従来の5分の1にまで削減できるとのこと。ユメノソラホールディングスで情報システム管理部門の責任者を務める保山啓氏は「想定した以上に集約できることが分かりました。既存サーバーの集約がすべて完了すればラック数も従来の8分の1になると思います」と語っています。
株式会社虎の穴のストアマネジメントセクション事業部長である鈴宮英朗氏は、「今後の成長へ向けた基盤が構築できました。何よりも、この基盤があれば今後の新しいビジネスを、スピーディーに展開することができます。」と評価しています。
【米DataCore本社CEO、ジョージ・テクセイラより日本企業の皆様へのメッセージ】
ユメノソラホールディングス様に、DataCore Hyperconverged Virtual SANを搭載した、デジタルテクノロジー様のHCIアプライアンス「D-RAID ADVANCE」を導入いただきましたことは大変光栄です。この新たな情報システム基盤の導入が、超スピードでの成長基盤に繋がることを確信しています。
DataCoreは世界で12,000社以上の顧客を持ち、1998年の創業以来ストレージ技術の革新者として、世界最速のストレージ性能も達成しています。2017年は、DataCoreのパラレルI/O技術と、そのパフォーマンスおよび生産性向上効果について、好見本となる実際の導入事例のご紹介を通じてDataCoreの真の価値をお伝えしていければと考えています。当社ソフトウェア製品は、顧客企業をそれぞれの業界でのゲームチェンジャーにするソリューションであり、その認知・理解の拡大と導入の進展により、多数の日本企業に競争優位を確立していただけるものと信じています。
【DataCore Hyperconverged Virtual SANについて】
データコアの「Hyperconverged Virtual SAN」は、高性能ハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)を実現するストレージソフトウェアです。サーバー仮想化だけではなく、データベース仮想化統合、VDI、物理ストレージ不要のクラスター基盤としても導入されています。VMの高集約化によりラックスペース、電力を含めTCOを大きく改善します。
以上
【ユメノソラホールディングスについて】
平成25年10月より、現在のホールディングス体制へと移行。グループ会社に同人ショップ「株式会社虎の穴」、ゲーム製作会社「株式会社アクアプラス」、結婚相談サービス「とら婚株式会社」など。
世界に誇る「アキバカルチャー」を国内だけでなく海外に向けても発信し、全てのクリエイターの創作活動を支援しながら独自の価値創造に取り組み、さらなる日本のコンテンツ産業の発展と拡大に向けグループ全体で取り組んでいます。
https://yumenosora.co.jp/
【デジタルテクノロジーについて】
デジタルテクノロジー株式会社は仮想化・ハイブリッドクラウド基盤構築、高性能ストレージ製品の販売・構築に強みを持ち、多様なお客様ニーズに適応したシステムインテグレーションを提供しています。
また、海外関連会社を通じた最新テクノロジーの輸入・販売も行っており、海外メーカーとの直接のコネクションを活かし、いち早く最新技術を日本のお客様にお届けしています。
https://www.dtc.co.jp/
【DataCore Softwareについて】
データインフラソフトウェアを扱うDataCore Software Corporation(本社:米国フロリダ州、CEO:ジョージ・テクセイラ(George Teixeira))は、ソフトウェア定義ストレージおよび適応型パラレルI/Oソフトウェアの先進企業です。今日の強力で費用効率の高いサーバープラットフォームをパラレルI/Oで有効利用することで、IT 業界の最大の問題であるI/Oボトルネックを解消し、卓越したパフォーマンスと、超統合による効率、コスト削減を実現します。DataCoreのストレージ仮想化およびハイパーコンバージド(超集約型)仮想SAN という包括的で柔軟なソリューションの使用により、労働集約的なストレージ管理から解放され、ハードウェア非依存のアーキテクチャを持たないソリューションから、真の意味で自由になることができます。
DataCoreのパラレルI/O機能を持つソフトウェア定義プラットフォームは、データインフラを革命的に進化させるものです。これが次世代のソフトウェア定義データセンターの基礎となり、高い価値と、業界随一のパフォーマンス、可用性、シンプルさをもたらします。
https://www.datacore.com/ja/ https://www.datacore.com/
※本書に記載の会社名および製品名・サービス名などは、該当する各社の商標または登録商標です。
※本書に記載の内容は発表日現在の情報です。発表後予告なしに変更されることがありますのでご了承ください。
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一般読者からのお問い合わせ先
データコア・ソフトウェア株式会社
TEL:03-6695-7013(担当:鎧塚、田中)
E-mail:DataCore-Japan-Info@datacore.com
https://www.datacore.com/ja/
報道関係のお問い合わせ先
データコア・ソフトウェア広報事務局
TEL:03-4405-8773 担当:河端、川口
E-mail: datacore@alsarpp.co.jp